こんにちは、はら歯科の原です。
もう少しで、ゴールデンウイークですね。
だんだんと暖かくなって、行楽の季節になってきましたが、私のゴールデンウイ
ークは、今年も唯一残っている押入れの整理をする予定です。
私は昨日、土曜日を休診させてもらって、水道橋駅の近くで土、日、講習会に
参加してきました。
まず、ブラキシズムは病気なのかどうか?から講義が始まりました。
ブラキシズムとは・・・ 睡眠時や覚醒時を問わず、歯を動的、若しくは静的
にすり合わせたり、噛み締めたりする非機能性習癖
の一形態である。
広義の「歯ぎしり」を指します。
(フリー百科事典より)
睡眠中のブラキシズムは、ある特定の場合を除いて、病気ではなく生理的
な現象である。
なぜならば、生物は進化の過程で咀嚼器官を、えさを捕るための道具、攻撃
するための道具として長い間使ってきました。咀嚼として使うようになったの
は、ごく最近のことだそうです。
また、脳の進化の過程で、人間は大脳新皮質が大きくなって、情動を抑制
するようになった。つまり理性を持つようになって、本来の動物が持っている
欲望や攻撃性を抑制しないといけないので自分自身にストレスがたまるよう
になってきた。
人間がそのストレスを発散するための最も安全な器官は、咀嚼器官で、ここ
でブラキシズムをすることによってストレス性の生体反応を緩和して、ストレス
性疾患を予防するからだそうです。
しかし咀嚼器官は、ブラキシズムをしてストレス緩和作用の役割を果たして
いる一方、ブラキシズムをする事によって歯周病、知覚過敏、顎関節など多く
の歯科的疾患を引き起こす原因ともなっています。
だからブラキシズムに由来する過度の力学的負荷を緩和していくことが、
問題を解決する唯一の方法であると述べられていました。
今回講師のS先生が開発されたシートを昨日、自分の歯型模型に圧接し作
製、一晩そのシートを自分の口腔内に入れて就寝。
朝起きて自分のシートを剥がして確認してみると、お~びっくり!!!
みごとなブラキシズムの跡。
ストレス溜まってるんだなあ~・・・
当院の患者様のブラキシズムに対してナイトガードを装着してもらうように
していますが、自分も装着しないと・・・。
今回の講習は約70人の受講でしたが、ブラキシズムのほとんど認められな
かった人、1名のみ。
あとは皆、ブラキシズムあり。ほとんどの人がしているんだなと再認識させら
れた講習会でした。
水道橋駅から東京ドームまで、歩いてすぐなんですね。
土曜日講習会から帰るとき、東京ドームで行われるプロ野球、阪神ー巨人戦
に行く人の多さにビックリしました。